「セイコーカリキュレーター 6138-7000 自動巻 23石」
セイコークロノグラフ(機械式)の中でも変わり種として知られる「計算尺クロノグラフ」です。
その特殊な機能ですが、ドーム状に膨らんだプラスチック風防とベゼルの間に計算尺機能(インダイヤルは12時位置に12時間積算計,6時位置に30分積算計)を装備してます。
そして、このクロノグラフは計算尺ベゼルのため、巨大なケースにもかかわらず文字盤を小さくして絶妙のデザインバランスを保っていますし、アップライトのSEIKOマークやマット文字盤に光沢インダイヤルを使用するなど、実物はかなり質感の高い仕上がりになっています。
又、海外向けに短期間だけ製造をしましたので、現存数も少なく、画像の様に未使用で綺麗な個体は、今後出て来ないのではないかと思います。
腕時計マニア向け雑誌である「国産時計博物館」でさえも載っていない超レアなモデルは600mダイバーをデザインした徳永氏が最初に手がけたスポーツモデルです。
又、海外向けに短期間だけ製造をしましたので、現存数も少なく、画像の様に未使用で綺麗な個体は、今後出て来ないのではないかと思います。
腕時計マニア向け雑誌である「国産時計博物館」でさえも載っていない超レアなモデルは600mダイバーをデザインした徳永氏が最初に手がけたスポーツモデルです。
【仕様】
ケースサイズ:横は44㎜、縦は47mm
Case-No. 6138-7000
Serial-No.非公開
Dial-No. 6138-7000T
Cal-No. 6138
21,600回/時(6振動)
1973年3月 諏訪精工舎製(Japan J)
ケースサイズ:横は44㎜、縦は47mm
Case-No. 6138-7000
Serial-No.非公開
Dial-No. 6138-7000T
Cal-No. 6138
21,600回/時(6振動)
1973年3月 諏訪精工舎製(Japan J)
セイコーは昔も今も豊富なラインナップを揃えていますが、その中でも飛び抜けて特殊なモデルを挙げるとしたらこの「セイコーカリキュレーター」、通称「計算尺クロノ」です。
この様な計算機付きのアイデアは凄いと思うのですが、コンパクトな時計のベゼル上で計算された話を聞いたことが無いです。
そして、最近になって分かったのですが、スイスのアバンギャルドな時計メーカーであるタグホイヤーも「カルキュレーター (16ホイヤー)」と言う機械式(自動巻)を同時期に販売していました。
どちらが先に販売したのか分かりませんでしたが、両モデル共に殆ど売れなかったのでしょう!その存在を知っている方は少ないです。
腕時計に多機能は良いのですが、実際に腕に着けてみると、何とも言えない威圧感が漂ってます。
【CANブログの豆知識】
クロノグラフとは?
時刻を表示する機能に加え、ストップウォッチの機能も組み込んだ時計のことをクロノグラフといいます。文字板上に複数の小ダイアルを配置した外観が特徴的で、この機能を初めて備えた腕時計は、1915年ブライトリング社によって発表された飛行機の操縦士用モデルになります。ストップウォッチ用の針が2本ある場合、スプリットセコンドと呼ばれています。
時刻を表示する機能に加え、ストップウォッチの機能も組み込んだ時計のことをクロノグラフといいます。文字板上に複数の小ダイアルを配置した外観が特徴的で、この機能を初めて備えた腕時計は、1915年ブライトリング社によって発表された飛行機の操縦士用モデルになります。ストップウォッチ用の針が2本ある場合、スプリットセコンドと呼ばれています。