以前にも別の固体を紹介してます「4420GS CAP GOLD」は1968年の2ヶ月間だけ製造されたと言われてます。(4420GS SSは2年間製造されてます)
60年代のGS(グランドセイコー)の中でも現存数が極端に少ない「4420GS CAP GOLD」は、国産腕時計③ セイコー クロノス[トンボ出版]にも画像は無く、その内容も『CAP GOLD(カップゴールド)の製品もあるとうわさを聞いたことがあります』と説明されていますが、それでも本格コレクター、マニアさんは持っていると思います。
しかし、程度の良い固体を探すことは難しく、出合っても簡単に購入出来る金額では無いです。
又、この「4420GS」は亀戸工場で製造された初のグランドセイコーなのですが、それより少し前に製造されていた「4420KS」と型式番号が同じ4420-9990なんです。
更にケース№と文字盤の№にも違いがあるモデルで、その領域を深く学んでない一般の方はオリジナルと違うのでは?と思ってしまいますが、その組み合わせは間違って無いです。
現在、所有している「4420KS」のモデルでも[文字盤の№4420-9980]は確認してますので、開発の段階で文字盤を2種類作っていたと思われます。
推測になりますが、「4420GS CAP GOLD」の文字盤は「4420KS」の№4420-9980の文字盤を採用した事で同じになったと思われます。
セイコーは他のモデルでも同様の現象がみられますので簡単に説明します。
例えば「4420-9990」の場合、“9990”はケースの型式番号になるのですが、バーインデックスの形が少しでも違う文字盤は“9990”とは別の型式番号が表記されます。
以上の事から、「4420GS CAP GOLD」の文字盤は№4420-9980の1種類と思われます。
27石、手巻き
テンプ振動数 5振動
スクリューバックケース
4420-9990
【注意】
ネット上の時計サイト等でCANブログと同じ画像と思われる物もありますが、実物も画像も全てCANブログの所有する物です。
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