セイコー61系、自動巻クロノグラフ
100年以上も歴史のある「手動巻クロノグラフ」ですが、
世界初の「自動巻クロノグラフ」は1969年1月にゼニス社から発表された
エル・プリメロ(キャリバー3019)と云われてます。
しかし、製品化が半年以上も遅れたことで、世界初の自動巻クロノグラフを
販売させたのはブライトリング、ホイヤー、ハミルトン、デュボア・デプラの4社で
開発した「クロノマテック(キャリバー11)」と
セイコーの「61系クロノグラフ(キャリバー6139)」と云われてます。
その数年後、70年代のセイコークロノグラフは手巻機能付き、12時間積算計の
インダイヤルも追加した後続モデル「61系クロノグラフ(キャリバー6138)」を国内外で販売させてました。
国内向け(キャリバー6138A)は23石
海外向け(キャリバー6138B)は21石
そして、今回の61系クロノグラフは海外向けになります。
フルオリジナルの白銀文字盤(1本)と黒文字盤(2本)になりますが、市場もみても程度の良い個体は少なくなってますね!
国内向けはガラス風防になってますが、海外向けはドームプラスチックになってますので、全体の雰囲気がレトロっぽくてお気に入りのモデルになってます。
現在、手元ある6138-8020(12本)を自己鑑定した結果!ですが、
フルオリジナルは4本のみでした(^^;)
このオリジナル3連巻ブレスレットはラグ幅が19mmと中途半端なサイズですし、弓カンのR形状も少し変わってますので、社外品で合わせる事はかなり難しいです。
どうしてもブレスレットを付けたい方は「セイコーロードマチック」純正ブレスレットに弓カンの合うモノがあります。
3連巻ブレスレットは軽量(33g)ですし、このデザインが合ってますね。
腕に着用するとこの様な感じになります。
【主な仕様】
Case-No. 6138-8020
Serial-No.非公開
Dial-No. 6138-8040T
Cal-No. 6138B
21,600回/時(6振動)
1974年11月 諏訪精工舎製(JAPAN A)
Serial-No.非公開
Dial-No. 6138-8040T
Cal-No. 6138B
21,600回/時(6振動)
1974年11月 諏訪精工舎製(JAPAN A)
今回はここまでとさせていただきます。
今後は当時の純正部品(オリジナル)に拘りながら、オールドウオッチの魅力を
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