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「シチズン・ジュニア」17石(手動巻)とCITIZEN(シチズン)の歴史!

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CITIZEN(シチズン)
1918年に創業された尚工舎(しょうこうしゃ)から歴史の端を発して、 1924年に独自の設計による開発した懐中時計の第1号モデルを販売しました。
尚工舎「CITIZEN16型」7、10、15石
その命名は当時の代表『山崎亀吉』氏と親交があった東京市長の『後藤新平』氏が ”市民に広く愛されるように”という願いを込めて「シチズン」と名付けてます。
その後、新社名を「シチズン」として生産をスタートしましたが、当時は舶来時計の人気が高く、国内で生産された時計の認知度は低かったものの、 それでもシチズンは技術研鑽を重ねながら、日本人の「勤勉で努力する」精神を発揮して「国産時計」をつくり上げました。

それから38年経過した1956年に発表された国産初の耐震装置を備えたシチズンの「パラショック」は、その強度を実証するために地上30mの高さから落下実験を行なうなど、
斬新なプロモーションをされたことでも有名ですが、その実力は精度の面においても
舶来ブランドに劣らぬ正確さを発揮してました。
この時期を境に市民権を得て歴史に遺る名機を連発させることになります。
1958年に「ジュニア」・「デラックス」
1959年に「マスター」
1960年に「ニューマスター」・「アラーム」・「ホーマー」
1961年に「ハイライン」・「エース」
1962年に「ダイアモンドフレーク」を経て自動巻きの時代へ
そして、シチズンの自動巻は下記の様になります。
1958年の「オート」
1961年の「ジェット」
1965年の「クリスタルセブン」等になります。
以上が簡単な流れになりますが、今回はその中から「ジュニア」を紹介します。

1961年製、SSケース、17石の彫りインデックスとスマートなデザインですが、
当時は比較的多かった加工方法です。
又、生産数は多かったことで、現在でも市場に出回っていますが画像の様なデット品を
探すことは難しくなってます。
画像でも何となく美しさは分かると思いますが、本当の姿はデット品の原物をみて戴きたいです。

イメージ 1

当時の量産型では、薄型高級機「シチズン・デラックス」がミリオンセラー
を達成して主軸となっていました。
そして、一層の拡販を目指して新モデルを開発してた時期でもありましたね。
その中で、比較的早期に販売された「シチズン・ジュニア」シリーズは、
若年層をターゲットとして開発されました。
又、上級機との差別化なのでしょうか?ムーブメントは、コストを抑えて
最高石[17石]と少なかったのですが、このシリーズには、デザインを重視した
特殊モデル「盲人時計」、「多色刷り干支」、「世界時計」など、バリエーション
の豊富なモデルが登場しています。

イメージ 2

【当時の小売標準価格】
SS   9石   \2,950
CGP  9石   \3,550
SS  15石SP \3,550
SS  17石SP \3,850
CGP 17石SP \4,450

※1960年当時、大卒の初任給は20,000円と言われてますので、一般の方でも
購入出来る金額でした。

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