鉄道ファンさん必見!
村松時計製作所が製造し、国立中央気象台の認定を受け鉄道時計として当時の鉄道省の幹部、主要駅の駅長に配布された公務御用品の鉄道懐中時計(手動式)がありました。
その原物は国立科学博物館に展示されている『PRINCE Chronometer』表記の19型になります。
そして、今回の画像も同じ『PRINCE Chronometer』表記ですが、こちらは、1987年(昭和62年)に復刻された公務御用品の鉄道懐中時計(手動式)です。
村松時計製作所のHP、他でも色々と調べてみましたが、詳細を説明しているところが見つかりません。
そうなると、手元のムーブメント(機械)を確認するしかありませんが、ミント状態ですから、裏蓋を開けたくないすね^^;
この様な状況でしたから、ブログで公開してませんでした。
又、国立博物館にある原物を忠実に再現していますので、今後は鉄道マニアさんと時計ファンさんにも注目されそうです。
裏ブタには「鐵道省鐵道従業員公務御用品」の刻印があります。
側の材質はSUS316Lと思われますが、全体をバフ磨きされてますので高級な仕上がりになってます。
側(ケース)サイズは約52mmになります。
専用の保管箱(桐製)には、昭和62年、復刻版と書かれてます。
昭和62年頃は国産の機械式が氷河時期に入ってましたので、殆ど売れなかったのでは無いでしょうか?
又、2016年には、国鉄からJRになって30周年を記念して、PRINCE懐中時計は復刻されてますが、内部のムーブメントは「手動式」ではなく、「クオーツ式」になった事で、文字盤の「Chronometer」表記も無くなり、長短針、側(ケース)も比較すると全く別の懐中時計になってます。
最近の国産メーカーは復刻モデルブームになってますが、忠実に再現されてないモデルを復刻として販売する事だけはやめてほしいです。
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