1930年代に懐中時計を改良して製造されたシチズンは、1950年代までニッケルクローム側(5~10型)、パリス環式仕様を生産していた様です。
今回のムーブメントは8型、7石ですが、受けに地模様を施していますので戦前の固体と思われましたが、白蝶貝を使用したツートン文字盤にCマークと青のアラビア数字を組み合わせたデザインは戦後のモデルと思われます。
今回のムーブメントは8型、7石ですが、受けに地模様を施していますので戦前の固体と思われましたが、白蝶貝を使用したツートン文字盤にCマークと青のアラビア数字を組み合わせたデザインは戦後のモデルと思われます。
この白蝶貝を使用したツートン文字盤は、セイコーからも販売されてますが、どちらも現存数は少なく貴重性が高いと思われます。
下記は時計ブログの友達で、殆ど認知されない珍しい個体や資料を紹介されている本格コレクターさんです。
その古蠍さんの記事にもありました^^ ⇒ 1954年製 CHRONOMETER SEIKO 白蝶貝文字盤
今回のニッケルクローム側にはシチズンと思われる刻印が見当たりませんので社外
品に交換されてます。
しかし、他は全てオリジナルの美品(実動品)です。
現在の日差ですが、±120秒では実用品として使用できませんが、戦後間もない頃
にこの様な洒落た腕時計が国産メーカーから販売されていた事を少しでも多くの方
に知って戴きたくて記事にしてみました。
古時計の世界はガラクタを集めている様に見られてますが、現行品の原点でもあ
り、その歴史は貴重な国の財産と思ってます。
≪仕様≫
機械式(手巻)5ビート 日差±2分(販売当時)
プラスチックドーム風防
8型ムーブメント(手動巻) 7石
毎時18000振動
ブレゲ針
チラネジテンプ耐震装置無し
希少性(実動の美品)★★★☆☆
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