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グランドセイコーファースト尾錠とシチズンCマーク尾錠

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戦後のオリジナル尾錠
久しぶりに古時計の付属品にスポットを当てた記事を紹介してみます。
私が時計のコレクションを始めた26年前の話ですが、現在ほど古時計は注目されて無く、時計雑誌でもアンティークでは無く中古品として記載されてました。
その殆どは舶来時計(ロレックス、オメガ、パテック等)で、その中に時々国産腕時計(GS、KS、ダイバー、他)も含まれてましたが、今から考えると一部の国産マニアさん向けだったのかもしれません。
当時はメンテナンスが必要になる中古品(現アンティーク)は、一般の方が購入しませんから、時計以外の付属品はそれ以上に需要も無くゴミとして処分されてしまった様です。
それでも当時からオリジナルに拘ってコレクションされていたコレクター、マニアさんが収集(保護)してましたので、現存数はそれほど少なく無いです。
そして、今回、オリジナルの拘りとして注目したいのが『尾錠』です。
今でこそ、当たり前に付属されている革ベルト(尾錠付き)ですが、戦前の国産腕時計は時計本体を購入した後に、そこの時計屋さんで別売りの革ベルト(尾錠付き)を購入していました。

[豆知識]
世界をみてみると、ロレックスのバブルバックが1930年代に化粧箱、革ベルト(尾錠付き)で販売してますが、あの有名な王冠マークもROLEXマークも尾錠には無かった様です。
その後、1940年代にビック王冠マークの尾錠をバブルバック、他のオリジナルとして付属したのがメーカー入りの最初と思われます。

国産腕時計の尾錠に関しては、1950年代に鶴マークを尾錠の内側面に刻印したモノが最初と思われます。
しかし、当時の資料も少なく尾錠コレクターの私でも2個しか所有してません。(画像未公開)
おそらく、その存在も殆ど知られてないのでは無いでしょうか?
その後、1950年代後半になると、セイコーはSマーク尾錠、シチズンはCマーク尾錠をオリジナルとして付属する様になりました。【下記の画像参照】

イメージ 1
[シチズンのCマーク尾錠(メンズ用)]希少性(実動の美品)★★☆☆
イメージ 2
[シチズンのCマークバックル(メンズ用)]もありました。
希少性(実動の美品)★★★☆☆

その数年後には、国産古時計で最も有名な『グランドセイコーファースト』にも
SEIKOマークの尾錠が付属されました。【下記の画像を参照】
イメージ 3
イメージ 4
[グランドセイコーファースト尾錠]  希少性(実動の美品)★★☆☆
尾錠に関しましては、全国の隠れた尾錠コレクターさんが、私よりも所有していますので、それらの尾錠は中々市場に出回らないですね。
最近、あまりにも市場相場が高騰し過ぎてますので、一般の方が相場に惑わされないために紹介させて戴きました。
ブログではアルピニストさんと尾錠についていつも盛り上がってますので、今後も色々な尾錠を紹介する事にします。
PS:次回は『グランドセイコーセカンド~60年代』の尾錠を紹介させて戴きます。

ここまでご覧戴ましてありがとうございます。
最後に応援クイックを戴けますと今後の励みになりますm(__)m


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