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『シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2009』

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イメージ 1『プピーユ』のワインは何度か飲む機会もありましたが、その印象はさすがに『シャトー・ペトリュス』と張り合った実力派だけあり、いわゆるクラシックな本格的ワインというイメージでした。しかし、今回のセカンド『シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ』は全く異なったワインです。価格も2,000円前後とは思えないワインで、濃く美しいルビー色にカシスやブラックベリーなどの黒果実の凝縮した味わいと程良い樽のニュアンス。繊細でエレガント、タンニンは程よく溶け込んでいます。とてもバランスの取れたワインで、誰もが楽しめると思います。
現在、販売されてい2009年物は何十年に一度の当たり年ですから、是非飲んでいただきたい1本です。
あまりに美味しかったので、昨日、10本追加購入してしまいました。

『シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ』 を造るのは、カスティヨンのシンデレラ・ワイン「プピーユ」を手がけるフィリップ・カリーユ氏と、彼の従弟であり、シャトー・レスカノの現オーナーであるパスカル氏の二人です。シャトー・レスカノは、18世紀からパスカルの奥様の家系が守り続けてきた家族経営のシャトーで、バスカルは2003年に引き継ぎました。栽培の運営をパスカル氏、コンサルタントとしてフィリップ氏がサポートし、醸造はフィリップ氏の指揮のもと二人で行っています。自然に敬意を払い、自然体のワインを造ることがパスカルのワイン哲学であり、ブドウは全てシャトー・レスカノの畑で収穫されたものを使用しています。実は、パスカル氏の本業は建築設計士。ブドウ栽培、ワイン造りは本業の傍らで趣味として行っているため、品質を落として無理に生産量を増やすなどといった商業的な考えは一切なく、自分が造りたいワイン、飲みたいワインを純粋に追及しています。


【種類】赤ワイン 【容量】750ml
【産地】フランス/ボルドー/コート・ド・ボルドー
【品種】メルロー(75%)/カベルネ・ソーヴィニヨン(20%)/カベルネ・フラン(5%)
【アルコール】13.5%

■オーナー、フィリップ・カリーユ
カリーユ家はサン・テミリオンを拠点に、1790年には既にサン・テミリオンでワイン造りを始めていました。
フィリップは父方と母方両方のシャトーを受け継ぎ、現在3つのシャトーの運営をしているオーナー醸造家です。
ウノローグ(醸造士)でもある彼は、若い時からその能力を発揮、ギリシャや南アフリカといった各地で醸造技術者として請われ、海外のワイナリーでも活躍してきました。
彼が引き継いでから、一族のシャトーの品質・味わいは大きく向上。より自然な栽培方法、より厳格な収穫時の選別、樽熟成中に澱とワインが均一に接触する為の回転式樽ラックの導入...など不断の改革を進め、年々その品質を向上させています。

■土壌・栽培について
シャトーは、カスティヨンの北西に位置し、サン・テミリオンから尾根がつながっている丘陵地帯の一角にブドウ畑があります。
岩盤はサン・テミリオンからつながった石灰層で、その上に粘土層が覆っている、地質学的にはサン・テミリオンと同じ土壌になります。
このプピーユの畑には、メルロ種が見事にマッチし以前植えられていたカベルネ・フランの畑もメルロに植えかえられています。
また、「高品質なワインを生み出すためには栽培は自然でなければならない」と考えるフィリップは、ほとんど有機といっても良い栽培方法( ⇒ リュット・レゾネ )を採っています。そして、そのワインは、年々進化し、「より優しく深い味わい」へと発展しています。
( 2004年には、有機栽培の認証を取得 )

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