シチズン・オールドウオッチの美しさについて!
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1960年代の国産機械式腕時計も販売されてから50年は経過していますので、
美品の状態で遺っている個体は少なくなってますね。
そして、今回はシチズン初の簡易方式クロノグラフ「レコードマスター」の中でも現存数が少ない白銀文字盤に純正7連ブレスレットを組み合わせたモデルです♪
市場でも時々見かけるのですが、その殆どの個体は傷みが激しく、当時の輝いていた美しさは損なわれていますね!
国産機に限らずオールドウオッチの素晴らしさを伝えるためには・・・
1、オリジナル性に拘っている事
2、販売時の輝きと美しさを保っている事
3、定期的なメンテナンスによる実働品である事
以上の3点を注意しながら保管(保護)をしてます。
今回の「レコードマスター」はシチズンコレクションの中でもトップクラスに美しいデザインなのですが、当時の輝きを保っている美品は少なくなってます。
又、白銀文字盤のクリスタルガラスはフラット(平面)に見えますが、純正品は
ゆるやかなR形状になっています。
当時の国産高級機(ガラス風防)はセイコーの45GS、61GS、45KS、56KS等も同様の形状になってますので、純正品のガラス風防なのか?見分ける時は平面を指で軽くなぞると解ります。
又、社外品はガラスの厚みも薄く、全体の雰囲気が安っぽくなってしまいますので、出来る限り純正品に拘りたいところです。
シチズン初の簡易方式クロノグラフとは
当時は国内で注目されて無かったクロノグラフは開発が遅れてミニッツレジスターを備えて無い(積算計が無い)構造になりました。
この事は時間の経過を測定するストップウオッチ機能が60秒までが限界となり、
陸上競技の短距離(50~200m)以外には使えなかったです。
国内ではセイコーも3年前からミニッツレジスターを備えて無いクラウン・クロノグラフを販売させてましたが、ベゼル部を回転するレジスターリングの変わりにしてましたので、ある程度は積算計の役割を果してました。
このことから考えると、シチズンはセイコーへの対抗意識だけで簡易方式クロノグラフを販売させたことが窺えます。
デザイン的にはプッシュボタンがあるとカッコイイですが、ストップウオッチ機能は0点ですね!
製造期間:1967~1971年製造
ムーブメント:Cal.5700/5701
テンプ:5振動、手動巻
材質 :SUS304(ステンレス鋼)
サイズ:白銀文字盤は横38mm(竜頭含まず)、縦43mm、厚さ12mm
:黒文字盤は36mm(竜頭含まず)、縦42mm、厚さ11mm
文字盤:白銀、黒
風防 :白銀文字盤はクリスタル・ガラス(厚み4mm)
:黒文字盤はドーム形状のプラスチック
付属品:5連、7連ブレスレット(ステンレス鋼)
販売時(1967年)価格:8,500円
下記は1960年代「ロレックス・オイスターパーペチュアル(自動巻)」と比較してみましたが、個人的には1960年代「シチズン・レコードマスター」の方が凝っているブレスレット、フェイスを含めたデザインは美しいと思ってます。
裏側から見ると、ロレックス・3連ブレスレットのバックル部にあるデべソ王冠
マークもカッコイイですが、シチズン・7連ブレスレットのバックル部にもある
デべソCマークもカッコイイですね♪
素人のウンチクはこれくらいにしまして、実際に装着した時の美しい姿を画像から
御覧になってください!
純正7連ブレスレットとクリスタル・ガラス(厚み4mm)はオールドの雰囲気が漂ってますね!
先ほど説明にありましたデべソCマークになります。
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今回はここまでとさせていただきます。
今後は当時の純正部品(オリジナル)に拘りながら、オールドウオッチの魅力を
ブログランキングからも発信して行きたいと思ってます。
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