セイコー・ハイビート(SEIKO・Hi-Beat)
セイコーレディース23石「1944-0012」後期型
国産のオールドレディスウオッチで羊の皮をかぶった狼と言えば、「1944-0010~12」の3モデルを思い浮かべてしまいます。
時計の顔となる文字盤に細かい縦縞ラインを入っていますが、細めのインデックス+ステックハンドの組み合わせはどこにでもある普及機にみえてしまいます。
しかし、良く見ると文字盤の6時下に「HI-BEAT 36000」と「亀戸マーク」が表示されていますので、これが何を意味しているのか?時計好きにはたまらない表記です^^
国産のレディースウオッチは海外の高級ブラントの陰に隠れて人気も無いのですが、その中でも高振動(10振動)のクロノメーター『19GSハイビート(Cal.1964A)』は別格ですね!現在でも高額で取引されている希少モデルになってます。
その名機のベースとなった「Cal.1944A」は1967年に世界初の高振動(10振動)「1944-0010」の前期タイプとして販売されてますので、もう少し評価されても良いと思うのですが・・・今回は1972年「1944-0012」の後期タイプですが、現在の日差は±10秒程度と優れモノです。
※1967年(昭和42年)の大卒初任給が26,000円の時代に17,000円ですから、簡単には購入出来る腕時計では無かった様です。
そして、今回は「1944‐0012」SSワンピースケースの紹介をしましたが、
今後は「1944-3000」角型(四角型)、裏蓋がバックスクリューになっている「1944-0020」SSケース、更に1969年に「Cal.1944A」を高精度化して公認クロノメーターの「Cal.1944B」メダリオンありも記事にして行きたいと思ってます。
又、最大の魅力は内部のムーブメントになるのですが、下記画像の「Cal.1944A」と「Cal.1944B」の記事で公開させていただきます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました^^
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