別名:DAHLIA(ダリア)
1929年(昭和4年)に精工舎(現セイコー)が製造を開始した別名「ネーション」。そこに搭載されていたムーブメントは「ネーション型」と呼ばれ、同時期の「モリス型」より簡素化⇒コストダウン⇒量産に成功した普及品です。
しかし、実際の精度は日差:±3~5分とスイスのトップメーカーに全く太刀打ちが出来ない現実は深刻で、時間の正確性を求める、国鉄、通信、他の国家機関、庶民の間でもなかなか売れ無かったようです。![イメージ 3]()
今回のDAHLIA(ダリア)も「ネーション型(7石ムーブメント)」を搭載してますが、ガンギ、4番、3番、2番受が一体になっている「一体型」に精工舎と判断する刻印はありませんので、戦後になってから戦前の部品で生産された別名と思われます。
それに比べて右画像の戦前「ネーション型(7石ムーブメント)」はガンギ受のみが分割された「分割型」で、SKS刻印も入っていますし、受けの表面は波形の地模様が施されている丁寧な仕上げになってます。
又、ネーション型には10石、15石もあるのですが、手元の固体(40個)を確認しても、10石が2個、15石は0個でした。
この結果からも、非常に希少性は高い固体で、私の中ではグレートネーションになってます。
≪参考≫
1929年(昭和4年)一般労働者の給料が2円65銭(平均)の時代にネーションの販売価格は、8円50銭です。
コレクション難易度(美品)★★★☆☆ 将来性(投資)★★★☆☆
真鍮にニッケルクロームメッキケース
ポーセリンダイヤル(金属表面に磁器用の釉薬を載せて焼成)
プラスチック風防
10型ムーブメント
7石
毎時18000振動
カテドラル針(ブルースチール)
チラネジテンプ耐震装置無し
コレクション難易度(美品)★★★☆☆ 将来性(投資)★★★☆☆
ニッケルクロームメッキケースに裏蓋ステンレススチール
ポーセリンダイヤル(金属表面に磁器用の釉薬を載せて焼成)
プラスチック風防
10型ムーブメント
7石
毎時18000振動
ブレゲ針(ブルースチール)
チラネジテンプ耐震装置無し
注)ここのブログは専門誌や時計サイトでもありませんので、内容を保証するモノではありません事をお断りしておきます。
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