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ガラス徳利(切子にエナメル彩) 明治~大正期

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明治~大正期のガラス徳利(切子にエナメル彩)
サイズ高さ14cm、幅6.5cm

コレクション難易度(美品)★★★★ 将来性(投資) ★★★★
イメージ 1

この手の込んだ技法は本体に桜模様型紙でエナメルを噴き窓を作り、中に桜を絵付けしているのでが、桜の花弁は切子仕上げと珍しい作りになってます。
最近は江戸~大正時代のガラスの器が注目されていますが、画像と同じ物は見たことが無く、何とも言えない和の雰囲気が気に入ってます。
確かにヴェネチアン・グラス(エナメル彩)は完成度も高く素晴らしいのですが、日本にも神秘的な魅力あるガラスの器は多いです。

【神戸市立博物館】 特別展「ギヤマン展-あこがれの輸入ガラスと日本」

【町田市立博物館】 「和ガラスのうつわ -近代日本のかわいいデザイン-」

以前にも紹介してますが、17世紀中頃、ヨーロッパ・ガラスの美しさにあこがれて、日本でも本格的なガラスの器作りが始まったと言われてます。
16世紀から17世紀にかけて盛んに渡来した南蛮船は、時の権力者たちに、ガラス製品のほか、さまざまな珍しい献上品を持ってあらわれました。
文献資料によれば、天文(1551)、周防の大名・大内義隆は、フランシスコ・ザビエルからガラス器、鏡、眼鏡等々を手渡されました。永禄12年(1569)、ルイス・フロイスは、足利義昭に「手の一つおれたるビードロ(ガラス)器を贈り、織田信長には「金平糖入りのフラスコ(ガラス瓶)を差し出したとあります。
又、東京の八王子城跡からもヴェネチアン・ガラス片が見つかっており、当時の大名はガラス装飾に魅了されていたと思われます。

【八王子城の豆知識】
北条氏康の三男である氏照によって築城されました。築城の際には、織田信長の安土城を参考にしたともいわれています。小田原城の支城であり、北条氏最大の支城でした。豊臣秀吉の小田原征伐の一環として豊臣方の上杉景勝・前田利家・真田昌幸らに攻められ、落城しました。その後、徳川家康によって廃城となりました。


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