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現在、出来る限り当時の魅力が分かるように「デットストック品」の
画像を選んで記事にしてますが、その狙いは現行品との公平な比較にあります。
今までにも数百個のオールド国産機械式を記事にしてきましたが、
程度の良い個体で無いと、古い=汚い(魅力を感じない)
その様に思われてしまったのでは無いでしょうか?
この点については、ブログを運営していた私にも責任があったと
深く反省してます(汗)。
特に戦前の別名(ペットネーム)はオールド国産機械式のイメージを
下げているようですが、コレクター、マニアには魅力的な個体なのです(汗)。
ブログにはその様な事は向いてないと分かりましたので、
コレクションの年代を戦後に絞って、時計の美を追求することにします。
そこで、ポイントになるのは販売当時の美しく輝いていた状態のモノを
出来る限り多く知って戴く!ここが一番大切と思い知らされました。
ん~10年過ぎて納得は遅いですが、気が付いて良かったです(^▽^)/
このことで、現行品vs古時計を正しく比較出来るのかも知れませんね。
そして、今回は「セイコースポーツマンセブンティーン」の
「デットストック品」を紹介します。
このモデルは、1960年代の初期に諏訪精工舎が製造を開始した
若年層向けのモデルです。
当時の腕時計は普及機でも給料の半分が無くなるくらい高価な商品でした。
その様な状況の中でしたから、国産の時計メーカーは低価格で、
しかも精度を落とすことが無い、普及機を販売することが
一つの課題になっていました。
※当時の普及品は「マーベル」でしたが、更なる低コストを図るために、
新設計された17石の手動巻ムーブメント(機械)を搭載したモデルが、
今回の『スポーツマンセブンティーン』です。
又、大きな課題であったコストダウンにも成功しただけでなく、
精度面でも「マーベル」になんら劣らなかったそうです。
記事は以上になりますが、現在、この様な雰囲気を持っている
時計が販売していたら、冠婚葬祭用に1本位どうでしょうか?
しかし、現在のセイコーが同デザインに同仕様で復刻させた場合、
販売金額は現行メカニカルスタンダードを上回る金額になると思われます。
今回も古時計の記事をご覧戴きましてありがとうございます^^